結果にコミットして、本当に結果出る?

ダイエットでも、会社で提示する目標でも「結果にコミットすること」はとても大切なことですよね?

 

・・・残念!そうとは限りません。

 

逆に、矛盾するようですが「結果にコミットすること」によって、あなたの欲しい結果が得られないことがあります。

 

「今年の売上目標は~円だ!、今年の営業利益目標は~円だ!」

 

というように会社で働いていれば、売上目標や営業利益目標など、「結果にコミットする」ということは日常茶飯事ですよね?

 

でも、そもそも、コミット、つまり「コミットメント」という言葉はもともと、どういう意味なんでしょうか?

 

和英辞書で「commitment」と調べてみると、

 

〔人や大義などへの〕傾倒、献身、深い関与
〔義務に対する〕責任、専念
〔破れない〕約束、言質
〔契約上の〕義務、誓約

 

と出てきました。

 

この意味を前提にして「会社員にとってのコミットメントとは、なんだろうか?」と考えると、

 

「売上目標や営業利益目標などの結果を達成する約束をして、そこで生じた義務に専念する」

 

と解釈できそうです。

 

ひとりひとりの社員が結果にコミットすることは、多くの会社が当たり前のようにやっていると思いますが、僕はいつも、その光景に出くわす度に、

 

「結果にコミットして、本当に結果出る?」

 

と思ってしまいます。

 

これは、よくある自己啓発の話に似ています。例えば、「年収1000万円欲しい」と紙に書けば、それが実現するっていう感じの話です。

 

自分の手帳やノートに「年収1000万円欲しい」と書いて、それが本当に実現した人というのは現実的に、どれくらいいるでしょうか?

 

僕は100人いたら、5人もいないと思っています。なぜなら、年収1000万円という欲しい結果は明確ですが、それに至る道筋が全く見えないからです。

 

例えば、小学1年生の子どもが「おこづかいが1000円欲しい」と願って、自分のノートに「1000円欲しい」と書いただけで、それが実現することはまず、ないですよね。1000円を得るためには、例えば、母親の手伝いをするとか、親戚の叔父さんの手伝いをするとか、何か具体的な行動をしなければ、普通は何も起こりません。

 

これと同じように、会社員が「今年は年間売上1億円を達成します。営業利益は半分の5000万円です!」と言うこと自体には、大した意味はありません。

 

重要なことはプロセス、つまり日々の具体的な行動に集中することです。例えば、会社からコミットを求められた時には、こんなふうに考え、言うことが必要です。

年間売上1億円を達成させるために、単価100万円のA商品を100社に売るためのマーケティングを行います。具体的には、見込み客が欲している情報を特定して、それを解決するための無料レポートを作り、A商品に興味のある見込み客のリストを作ります。

次に、そのリストを対象にセミナーを開き、そこでA商品の販売プレゼンテーションを行い、契約につなげます。セミナーでは、あくまでもA商品を売ることが目標ですが、自社との取引実績を早くつくってもらうために、一番安い単価10万円のB商品も一緒に提案します。その時、A商品を買わずにB商品を選んだお客様、または何も買わなかったお客様に対しては、メルマガのステップメールで自動でフォローする仕組みを事前に構築します。メルマガでは10万円、それから100万円の商品にグレードアップするためのメリットを訴求した段階的な情報提供を行います。

このセールスプロモーションは1回限りではありません。お客様の欲求に合わせて、切り口を変えて、年4回行います。そのためには、広告予算は年間で1000万円は必要になりますので何卒、ご承認ください。人員は私を含めた3名で大丈夫です。

これだとまだ、ちょっと甘いですが、「今年は年間売上1億円を達成します。営業利益は半分の5000万円です!」と言うよりは、戦略と行動が具体的にイメージすることができます。

 

あなたがこのように言うことのメリットはもう一つあります。それは、プロセス、つまり結果を達成させるための道筋が明確になるからです。結果だけしか言わなければ、あなたの上司は結果でしかあなたを評価することができません。でも、結果と一緒にプロセスも明確に示せば、上司はそのプロセスも評価することができます。

 

会社にとっては結果はもちろん重要ですが、「それを達成させるためのプロセスが再現可能なのか?」、「あなたに別のプロジェクトを任せた時に同じような結果を出してくれるのか?」ということも実は、密かに気にしていることなのです。

 

このことはあなたの評価、つまり昇給や昇格に直結する話ですのでぜひ、コミットメントの中身はできるだけ具体的にするようにしましょう。

 

ダイレクトレスポンスマーケティングの権威中の権威であり、また億万長者メーカーでもあり、今も現役で活躍しているダン・ケネディがあるとき、成功法則をたった1つに絞り込みました。その結果は、

 

「行動あるのみ!」

 

という極めてシンプルな結論でした。

 

「欲しい結果」を得るためには「欲しい結果」ではなく、「その結果を生み出すための行動」に集中しましょう。そして、毎日、朝起きて、顔を洗っている時に、自分自身にこの4つの質問を問いかけることを習慣にしていきましょう。

1、私の欲しい結果は何か?

2、その結果を得るために今日、私な何をするのか?

3、私が実際にしていることは、私が欲しい結果を得ることに本当につながっているだろうか?

4、他にもできることはないだろうか?

これを毎日繰り返していれば、あなたは気付いた時には、あなたが本当に欲していた結果を手にしていることに驚くでしょう。

 

とてもシンプルなことですよね。毎日、朝起きて顔を洗っている時(シャワーを浴びている時でもいいですよ)に、この4つの質問を自分自身に問いかけて、それに自分で答えを出すだけでいいんですから。

 

でも、シンプルだからといって甘く見てはいけません。その効果は極めて強力です。

 

実践するのにお金も労力も時間もかかりませんし、特別な副作用は何もありませんのでぜひ、あなた自身で効果を確かめてみてください。

 

追伸(P.S)

正しく、しかも大量に行動するためには、正しい知識・スキルを身に付けることが不可欠です。くれぐれも知識・スキルを学ぶ時は、このことに注意してください。

かつて、ニーチェはこう言いました。

説得力のある論理的な文章を書くためにいくら文章技術を学んだとしても、論理的な文章を書けるようにはならない。

自分の表現や文章を改善するためには、表現や文章の技術を取り込むのではなく、自分の頭の中を改善しなければならないからだ。

このことがすぐにわからない人は、理解力が足りないのだからいつまでもわからず、どこまでも目先の技術にこだわり続けることになるだろう。

■引用元:
「超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版」 フリードリヒ・ニーチェ (著), 白取春彦 (翻訳) 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/11/19)

また、ベストセラー「7つの習慣」の著者、故スティーブン・コヴィー博士はこう言っています。

最も重要な金銭的資源は、収入を得る能力である。自らの能力に常に投資していなければ、選択肢が著しく制限される。現状に流され、会社や上司の意見を恐れながら生活するようになる。経済的な依存状態となり、保身的に考えざるを得なくなる

 

あなたの収入に直結する重要な知識・スキルは、

1、ビジネスに対する考え方

2、マーケティング

3、セールスライティング

4、タイムマネジメント

の4つです。

それぞれについて効果実証済であり、失敗のない鉄板の教材を紹介しますのでぜひ、早めに手に入れておいてください。

1、ビジネスに対する考え方
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インターネットビジネスマニフェスト 完全版DVDブック

2、マーケティング
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ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門

*上級編
NoB.S.マーケティングレター

3、セールスライティング
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4、タイムマネジメント
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屁理屈無し 社長のための時間の使い方

これらの知識は目先の技術について書かれているのではありません。これらは、あなたの頭の中を根本から改善してくれます。

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