マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)の感想

 人脈を最大限に活用する方法

 

実は、僕は人脈活用術系の本が大嫌いでした。

だって、「人を利用してやるぜ!」という魂胆が丸見えで正直、カッコ悪いじゃないですか!

・・・と言っている僕も異業種交流会や勉強会にドハマリした時期があり、知り合いが一杯できて、それはそれで楽しい経験でした。

ビジネスと知り合いは別

当時、僕は異業種交流会や勉強会で知り合った人が主催する勉強会に行って、そのお返しに僕が主催する勉強会に来てもらったりということを繰り返していました。

「俺は人脈活用がうまい!」

そんなふうに自惚れていました。でも、ある時、気がついてしまったのです。

異業種交流会や勉強会に出席するメンバーがほとんどいつも一緒だということに・・・。

そして、そこに出席しているメンバーは真剣に何かを獲得してやろうと思って出席しているのではなく、「○○さん(異業種交流会や勉強会の主催者)にはいつもお世話になっているから、出席しないと悪い・・・」という感じで、そこにいるのです。

「これじゃあ、たくさん集客できたぜ!と喜んでみても、ビジネス自体の成長にはつながらない・・・」

僕は、そんな生ぬるい、ある意味、村社会的な空気に違和感を感じ、ある時から異業種交流会や勉強会には極力、参加しないで、自分のビジネスに集中するようになりました。

そこから、僕自身のビジネスが急成長しました。

僕の常識が打ち破られた

そして、最近、『マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)』という本を手に取る機会がありました。

「人を自分の思うがままに、利用してやるぜ!、という意図が丸見えだな~」

とちょっとバカにするような思いでページをめくると・・・。「マジか・・・」

正直に認めます。人脈に対する考え方、僕が間違っていました。

『マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)』の「CHAPTER3 交流会」のところで、著者自身も「広握手と名刺だけで、事がうまく運ぶはずがない」と書いているじゃないか。

この本を読んで、僕は人脈自体が悪いのではなく、僕の人脈に対する考え方、活かし方が悪かったことに気がつかされました。

どんなに時代が進化しようと、ビジネスの原点は人対人、血が通うアナログの世界にあります。

この『マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)』は僕にとって、自分自身のビジネスに対する考え方、そして、人に対する考え方を見つめ直すための大きなきっかけになりました。

くれぐれも、注意してください

ただし、『マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)』を読むときは、くれぐれも注意して読んでください。

なぜなら、ここに書かれているテクニックを使えば、悪用することもできてしまうからです。

今の世の中でビジネスは、世界を変えるのに最も強力なツールです。なぜなら、政治も、行政も、宗教も、教育もどの分野も変化を加速していくには資金がいります。

その資金を生み出せる存在は誰か?

そう、それは唯一、我々ビジネスパーソンなのです。

だからこそ、あなたが、相手を自分の思うがままに利用してやろうとか、質の悪い商品をなんとか売りつけようとか、そんなに対して価値がないのに、その価値以上に高額な金額を払わせよう、と考えているなら、この本は絶対にオススメできません。あなたは、短期的には儲かるかもしれませんが、結局はあなたも相手も不幸になってしまうからです。

でも一方で、あなたが自分の売っているものが、本当に相手にとってプラスになると信じているなら、これほど頼りになる本はほかにないでしょう。

目次

マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)の紹介

*これはAmazonや書店では手に入れることができない商品です。

ber (1)

マル秘・人脈活用術

著者:ボブ・バーグ

価格:2980円(税抜)

30日間返金保証付き

button

営業を仕事にしている人であれば、絶対に読むべき本です。

この本は良い意味で僕の常識と思い込みを打ち破ってくれました。

ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)とセールスライティングを学んだ後の僕は、以前はたくさん行っていた異業種交流会やら勉強会には、ほとんど出席しなくなっていました。

なぜかというと一時期、さんざん異業種交流会や勉強会に出席したり、自らも主催してきた経験から、

「人脈というのは、価値観やビジネスの方向性が共有できてはじめて築かれるものだ。だから、交流会や勉強会で名刺交換をしてただ話をした人は、ビジネスで効果を発揮する人脈にはならない」

と勝手に自分で結論づけていたからでした。

しかし、『マル秘・人脈活用術』(著者:ボブ・バーグ)を読んでから、僕のこの結論は間違っていたことに気がつきました。

「やはり、ビジネスの原点は人と人との関係が基本になっている」

改めて、ビジネスの基本の大切さに気づかされました。

そういえば、僕がセールスライターとして、初めてのお客さんと出会ったのは、交流会・勉強会の場でした。そこで知り合った人がセールスライターとして駆け出しの僕の初めてのお客さんになってくれたのです。

しばらく、そのことを忘れていました・・・。

ホリエモンこと堀江貴文さんも言っているように、決して金で買えないものは、人からの信用や信頼です。

信用や信頼は、パソコンを前にしているだけでは絶対に築くことができません。

本物の信用や信頼は人に会い、人と話し、人に商品・サービスを売り、または買い、人と一緒に働くことによって築かれるのです。

久しぶりに良い本と巡り合いました。あなたにも自信を持っておススメします。

button

著者であるボブ・バーグ(Bob Burg)のプロフィール

ボブ・バーグ(Bob Burg)

ボブ・バーグ(Bob Burg)

バーグ・コミュニケーションズ社社長で、プロの講演家、コンサルタントとして活動している。

専門はコミュニケーション・スキルと、ビジネスにおけるネットワーキング。テレビのニュースキャスター、営業マン、営業部長を経て現職。現在では、人気の講演家として、アメリカ中の大企業や団体、販売組織で基調講演を行なっている。

フロリダ州ジュピター在住。

マル秘・人脈活用術の中身をちょっとだけ紹介します

マル秘・人脈活用術直伝の交流会での振る舞い方

あなたもビジネスをやっているのなら一度や二度は商工会議所の集まりや開業記念パーティー、セミナーや研修会などの人の集まりに参加したことがあるはずです。

有望な見込み客が目の前にたくさんいる状況です。でも、漫然と名刺を配って、挨拶してまわるだけでは何の意味もないことをあなたは知っていましたか?

これから紹介するこの「7つのステップ」に従うだけで、これらの社交の場を本物のネットワーキングのための集まりに変えることができます。

【ステップ1】考えを改める

まず、あなたがこの集まりに参加した理由はただ1つしかありません。働くことです。つまり、あなたの仕事は「有望な見込み客」という資産を増やすこと。もちろん、楽しみながらやってもいいですが、集まりに参加した目的を忘れてはいけません。私たちは、仕事をしにビジネス交流会に行くのです。

【ステップ2】積極的に交流する

「積極的に交流する」という意味は、「誠実な政治家」になるという意味です。誠実に、かつ自信をみなぎらせ、気さくな態度をとりつつ、感覚は勝負師のように研ぎ澄まします。もちろん、笑顔を忘れずに、人当たりを良くすることを忘れてはいけません。ここからがスタートです。

【ステップ3】はじめての人に自己紹介する

自己紹介をする時に一番いいのは、「中心人物」に挨拶することです。中心人物とは、その会合の中で誰にとっても馴染みがあり、みんなから好かれ、信用されている人物です。そういう人は、あなたが知り合いたい人たちを数多く知っています。1対1で話せるタイミングをうかがい、礼儀正しく控えめに挨拶をしましょう。

【ステップ4】相手について話す

まずは相手に与えることが重要です。具体的には、「○○さんの仕事では、どんな人が見込み客として有望ですか?私が紹介できる人がいるかもしれませんので、特徴を教えてください」こんな質問をすれば、相手は大喜びで潜在顧客の特徴を教えてくれるでしょう。この質問は必ず効きます!

【ステップ5】名刺をもらう

相手から名刺を欲しいと言われたら、もちろん渡せばいいのですが、ここで大切なのは「相手の名刺」をもらうことです。ここまで終わったら、同じようにして次の中心人物を探します。そして、頃合いを見て、次のステップ6に移ります。

【ステップ6】偶然を装い、名前で呼ぶ

あなたはある中心人物と30分ほど歓談し、別れました。その後、オードブルコーナーで「たまたま」タイミングよくさっき話した中心人物と出くわします。そこで、あなたは努めて明るく「やあ、○○さん。楽しんでいらっしゃいますか?」と声をかけます。つまり、偶然を装ってもう一度会いに行くのです。

【ステップ7】知り合った人同士を引き合わせる

あなたは少なくとも数字んの有望な人物とコンタクトをとりました。今度は、その人たち同士を引き合わせます。これはネットワーキングの集大成とも言えるテクニックです。理想を言えば、お互いに利益のある関係を作れそうな人同士を引き合わせましょう。

このように、ネットワーキングの威力とその作り方についてはまだまだ、たくさんあります。

例えば、マル秘人脈活用術では他にも、

  • 相手にずっと忘れないでいてもらうための「怠け者でもできる」ちょっとズルい方法
  • 他人に、あなた専属の「歩く広告塔」になってもらう方法
  • オリジナルのメモ帳が小さなセールスマンになる・・・!
  • 見込み客の心に種を蒔く「紹介思考」のシステムと、トップセールスマンがやっている紹介をもらう最高のタイミング
  • あなたの望む値段で喜んで買ってもらうための秘密のテクニック

などなどの秘訣が満載です。

これらの知識を一度知れば、ほぼ一生にわたって大きなリターンをもたらしてくれる内容です。

button

マル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)のアマゾン(amazon)レビュー@米国の対訳

 図2

I am brand new to the “network marketing” arena. I have spent my entire adult life working as a Registered Nurse and have just recently switched gears and started up my own business. So, networking is new to me and so completely out of my previous realm. As a nurse, I never needed referrals! People were bound to have babies… whether I asked them to or not!

私はネットワーク販売に関しては初心者です。私はこれまで、正看護婦として働くことに全ての職業人生を費やしてきましたが、つい最近、方向転換して私自身のビジネスを起こしました。そのため、ネットワークは私にとって完全に初めての経験です。看護師としては、私は紹介を必要としませんでしたから!人々には、赤ちゃんがいるにちがいありませんでした … 私が彼らに尋ねたかどうかにかかわらず!

Mr. Burg’s book came highly recommended to me by one of my business colleagues. Am I ever glad I listened to this recommendation! This book is very well written. It is clear, concise, and to the point. Even for a novice networker, like myself, the concepts presented here are easy to follow. It just makes sense that these approaches would work. Bob teaches people how to be non-intrusive, how to play nice in the sand box, and how to get the referrals in a professional manner. This is the thing I love most about this book. Not only does he show you how to network, he is also teaching people how to be true professionals.

バーグ氏の本は、私の同僚の1人によって強く勧められました。私にとって、とても良かったことは、この勧めに耳を傾けたことでした!この本はとてもよく書かれています。 それは明白で、簡潔で、そして適切です。私のような初心者にとって、ここで示される概念はとてもわかりやすいです。また、これらのアプローチを使用すること自体に意味があります。ボブは、押し付けがましくない方法で、社交場で素晴らしい振る舞いをして、そして専門的な方法で紹介を得る方法を人々に教えています。これは、私がこの本の中で最も好きなことです。彼はネットワークのつくり方を示すだけでなく、本物のプロフェッショナルになる方法も教えています。

Lastly, I have to say that I know for a fact that Bob not only teaches others how to follow these concepts… he actually uses them!!! As I was reading, I had a question about where I could purchase the notecards and scratch pads he talks about. So, I went to his website and was unable to find the information I was looking for. Well, I decided to click on the “contact me” icon and ask my question. Within a few hours, I had a personal response from Bob in my email inbox. I was impressed beyond words that he took the time to personally respond to me AND he did it in a timely manner!!!! To me, that spoke volumes about the man behind the book.

最後に私は、ボブがこれらの概念に続く方法を他の人に教えるだけでないという事実を言わなくてはなりません… 彼は、実際にそれらを使ってみせるのです!!本を読んでいる最中、私は彼が話題にしているノートカードとメモ帳をどこで買えるのか分かりませんでした。そして、私は彼のウェブサイトに見てみましたが、見つけることができませんでした。そこで、私は「お問い合わせはこちら」というアイコンをクリックして、質問をしてみました。すると2、3時間後、ボブから個人的なメールが届きました。私は彼が私に対して個人的な返事をくれるために時間をわざわざ時間を割いてくれたこと、そして、それをとてもタイムリーに行ってくれたことに驚きました!!!!これは本の著者である彼の人柄を物語る出来事でした。

I will definately be recommending this book to others in my organization. I believe this is a must read for anyone that depends on networking to fuel their business!!!!

私はこの本を私の組織の他の人にも、絶対にお勧めします。この本は、ビジネスの拡大がネットワークに依存する人々にとって、必読の本だと信じています!!!!

僕のマル秘・人脈活用術(著者:ボブ・バーグ)の読書メモ

最後に、『マル秘・人脈活用術』(著者:ボブ・バーグ)の中で、僕の心に響いた言葉をメモとして残しておきたいと思います。

なぜなら、『マル秘・人脈活用術』(著者:ボブ・バーグ)はいつでも手元に置いておいて、何度も読み返す価値のある本ですので、こうした形でブログ上にメモを残しておくことで、いつでも『マル秘・人脈活用術』(著者:ボブ・バーグ)の知識を現実に応用することができるからです。

僕のメモで良ければぜひ、あなたの日々の仕事に役立てていただけたら、うれしく思います。

PART1 ネットワーキングの基本

1.「関係」を築く

  • 人生の主人公は自分自身だが、ネットワークでも、中心に位置するのは自分自身だ。これは同時に、ほかの人のネットワークでは”その人”が中心だし、そうであるべきだということも意味している。
  • ネットワークの桁外れの力を知る人間は、次のとても大切な事実をよくわかっている。人は誰かに”寄りかかっているだけ”でもなければ、完全に”ひとり立ちしている”わけでもなく、”持ちつ持たれつ”の関係にある。
  • まず、新しい人を1人ネットワークに加えるたびに、あなたの勢力圏は250 人分拡大する。その250人それぞれにも、250人の勢力圏がある以上、1人の人物と知り合えば、あなたのネットワークには、間接的に6万2,500人が加わっている!信じられないほどの広がりを持った、とてつもない規模の勢力圏があっという間にできあがっていくのだ。
  • 今日の買い手は、以前とは違う。学び、経験を積み、用心深くなっている。当然ではあるが、消費者保護のための法律も増えている。「リスクは買い手持ち(caveat emptor)」はもはや死後だ。最大の変化は、今の買い手が、以前よりもはるかにつながりを重視することだろう。消費者は知っている相手、好感を持っている相手、信用できる相手から買いたがる。
  • ネットワークの仲間はイコール見込み客ではない。どちらかと言えば”見込み客紹介元”だ。
  • ほかの条件がすべて同じなら、人は知り、気に入り、知っている相手に仕事や”紹介”を回す。
  • 逆に言えば、条件がすべて同じ”ではない”なら、つまり品質や値段と言った判断材料に差があっては、気持ちをつかんだところで意味はないし、仕事や紹介をもらうことはおぼつかない。
  • 知識だけでも、人脈だけでも足りない。人脈と仕事の知識を兼ねそなえていること」が大切になる。
  • 営業マンは、頼れる案内役でなければならない。アフターサービスが抜群(最低でも十分)でなければ、その先には、その相手と二度と一緒に仕事をできないという、確実な未来が待っている。それは同時に、相手の勢力圏250人とのビジネスチャンスを失うことを意味する。
  • 何度でも言おう。あなたの目標は、できる限り多くの人に、あなたを”知り、気に入り、信用してもらう”こと、そしてあなたに成功して欲しい、あなたの新しい仕事の開拓を手伝いたいという”気持ちにさせる”ことだ。
  • システムとは「規則的で筋道だった方法を使い、思いどおりの結果を手に入れるためのもの」。この「思いどおり」と言う部分が、システムの肝になる。効果の実証された強固なシステムは、運まかせで不確実な試行錯誤の領域からあなたを連れ出し、安定した結果へ至る軌道に乗せてくれる。
  • システムとは、論理的かつ具体的なハウツーを使って、思いどお理に目標へ到達するプロセスである。
  • システムがあれば、並みの人でも並はずれた成果を思いどおりに上げられる。
  • 逆にシステムがなければ、並み外れた人が設定した並みの目標でさえ、なかなか思い通りには実現できない。
  • 名刺は重要ではない。最大の用途は、お返しに相手の名刺をもらうことにあります。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次