ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)の感想

今回は、ダン・ケネディの新刊である『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』について、ご紹介します。

目次

僕がFacebookなどのSNSが嫌いな理由とは?

最初からこんなことを言うのはどうかと思いますが本当のことなので、はっきり言います。

僕はFacebook(フェイスブック)などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が大嫌いです。

なぜなら、これらは究極の時間ドロボーだからです。

一度ハマッてしまったら最後・・・。

自分のFacebook(フェイスブック)投稿に対して、「いいね!」やコメントをされる度にうれしくなって、何度も自分の携帯電話にインストールされているFacebookアプリをチェックする習慣が出来上がってしまいます。

実は、4年ぐらい前、僕はFacebook(フェイスブック)にドハマリしていました。

ビジネスパーソンが集まる交流会やセミナーで知り合った人たちと友達になって、友達の数を増やしたり、他人の投稿に対して「いいね!」やコメントをすることが、まるで、自分の生活の一部のようになっていました。

しかし、ある時、気が付いてしまったのです。

Facebook(フェイスブック)は一体、いくらの収益をもたらしてくれるのか?

毎日、一生懸命になって(半分は楽しみもあるけど・・・)Facebook(フェイスブック)上で活動している自分。

一体、ビジネス的には、どれくらいの収益をもたらしてくれているのだろうか・・・?。

ちゃんと計算してみて、僕は愕然としました。

ゼロ・・・。

認めるのに少し時間がかかりましたが、本当にゼロだったのです。

つまり、自分がビジネス上でもメリットがあると思っていたFacebook(フェイスブック)上での活動は、ビジネス的には何の収益も生まず、単なる趣味や娯楽としての結果しかもたらしていなかったのです。

「マジか・・・」

僕は、この衝撃的な事実に気づいて以来、自分のFacebook(ファイルブック)を更新していいません。

僕がFacebook(フェイスブック)を止めて、何か困ったことが生じたのか?

全くなし。むしろ、自分自身の自由な時間が増えて、その増えた時間をもっと生産的な時間として、使うことができるようになりました。

ダン・ケネディは反Facebook(フェイスブック)、ソーシャルメディア

僕は、ダン・ケネディのことは、メンター(心の師)と仰いでいるので、彼の著作はすべてチェックしています。

そうしたこともあり、Facebook(ファイルブック)には全く興味はないにも関わらず、『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』を手にとって、最後まで読んでしまいました。

そして、その感想は正直、面白くて、役に立ちました。

この『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』から得られる最大の価値は、Facebook(フェイスブック)を上手に活用する方法というよりもむしろ、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)を活用して、媒体(メディア)を使いこなすポイントを抑えることができるという点にあると思います。

ダン・ケネディが代名詞である「マーケティングの3M」のように、誰にとっても最適な媒体(メディア)は存在しません。

マーケティングが成功する条件はいつだって、Market(マーケット)とMessage(メッセージ)、そして、Media(メディア)が一致した時にあるのです。

ダン・ケネディのマーケティング・トライアングル

だから、Facebook(フェイスブック)だろうとTwitter(ツイッター)だろうと、LINE(ライン)だろうと、何か特別視するものではなく、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)を適用できるかどうか、という観点で厳しく評価をする必要があるのです。

ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の鉄の掟(おきて)とは?

ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)には守るべき鉄の掟(おきて)があります。

それは、最低でも下記の5つになります。

1.必ずオファー(特典・提案)が入っていること

まず、どんな媒体(メディア)であっても、オファー(特典・提案)がないメッセージや広告を出してはいけません。

どういうことかというと、例えば、

「ピザのデリバリーならドミノピザ」

では全くダメだということです。

オファー(特典・提案)を入れるということは例えば、

「今、ドミノピザでピザを1枚注文すれば、もう一枚無料でもらえます。期限は5月31日までです」

とすることにあります。

つまり、いつだって、売り込みの要素が入ってなくてはなりません。しかも、ただ売り込むだけでなく、明確な期日と行動を見込み客に示す必要があります。

2.すぐにレスポンス(反応)しなければならない理由があること

2つ目は、すぐにレスポンス(反応)しなければならない理由を明確に伝える必要があります。

先ほどのドミノピザの例でいえば、

「今、ドミノピザでピザを1枚注文すれば、もう一枚無料でもらえます。期限は5月31日までです」

というメッセージには、「5月31日を過ぎてしまえば、ピザをもう1枚もらえるチャンスを失ってしまうので、今すぐにピザを購入してください」という明確なレスポンス(反応)しなければならない理由があります。

3.明確な行動の指示が含まれていること

3つ目は、明確な行動の指示が含まれていることです。

メッセージは絶対に曖昧にしてはいけません。

なぜなら、人は基本的に、怠惰な生き物だからです。

だから、分かっているだろうと甘く考えず、例えば、

「一番下の緑色のボタンをクリックしてください。クリックしたら、決済ページに移動しますので、そこであなたの個人情報とクレジット情報を慎重に入力してください。入力し終わったら、申し込みボタンを押してください。その次に確認画面が表示されたら無事に注文が完了しています」

と、これでもかというぐらい、具体的かつ明確な指示を出すようにしましょう。

4.追跡・測定できること

ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の広告とその他の広告との最大の違いは、追跡・測定できることにあります。

広告の効果は、数字で厳しく評価されなければなりません。

その数字以外の好み、憶測、希望的観測などは一切排除することが、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の原則です。

したがって、あなたの会社の社長が考えた広告アイディアであっても、全く効果がなければ即刻、停止にするべきです。

逆に、入ったばかりの新入社員の広告であっても、満足のいく数字が上げられているのであれば、継続し、さらに投資をするべきなのです。

5.フォローアップすること

最後に、広告で獲得した見込み客をしっかりとフォローすることです。

見込み客があなたの目の前に現れることにはすべて、コストがかかっています。

つまり、例えば、あなたが見込み客からの電話に適当に対応するということは、お金をドブに捨てていることと同じことなのです。

獲得した見込み客はしっかりとフォローし、顧客に変えるまで、絶対に目を離してはなりません。

まとめ

以上のように、『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』の中には、Facebook(フェイスブック)を活用する方法ではなく、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の考え方から、Facebook(フェイスブック)を活用する方法が書かれています。

あなたが、『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』を読み終えた時、あなたはFacebook(フェイスブック)だけでなく、どんな媒体(メディア)も活用するための考え方と知識を得ることができるでしょう。

したがって、この『ダン・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術 (著者:ダン・ケネディ)』は、

  • Facebook(フェイスブック)を使っているが、そこから収益を上げられずに悩んでいる
  • Facebook(フェイスブック)には興味があるが、本当に収益を上げられるか疑問に思っている
  • Facebook(フェイスブック)に限らず、様々な媒体(メディア)を使いこなすための知恵が欲しい

と考えている人には、ピッタリの本になります。

逆に、Facebook(フェイスブック)の具体的な操作方法などを知りたいと思っている人にとっては、全く役に立たないので、別の書籍をチェックするようにしてください。

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