「インバウンドマーケティング」と「アウトバウンドマーケティング」との違いとは?

マーケティング手法には、多種多様なものがありますが、マーケティングをざっくりと分けると「インバウンドマーケティング」と「アウトバウンドマーケティング」に分けることができます。

目次

「アウトバウンドマーケティング」とは?

アウトバウンドマーケティングとは、企業の側から見込み客にアプローチする方法です。

一般的には「売り込み」と呼ばれる手法になります。

  • 電話営業(TELアポ営業)
  • 飛び込み
  • ダイレクトメール(DM)
  • チラシ
  • GoogleやYahoo!などのPPC(クリック課金型)広告
  • Twitter,Facebook,LineなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)広告

などが当てはまります。

「アウトバウンドマーケティング」の利点とは?

アウトバウンドマーケティングの利点は、お金と時間、そして労働力があれば、すぐに取り組みを始められるということです。

「アウトバウンドマーケティング」の欠点とは?

しかし、見込み客が必要としていない時に売り込むことが多くなるため、迷惑がられたりして、成約率が低くなってしまうことが多くなります。

また、基本的に見込み客の企業に対する忠誠心は低い状態なので、関係性を作り、商品・サービスを買ってもらうまでに、多くの時間を要してしまいます。

「インバウンドマーケティング」とは?

インバウンドマーケティングとは、見込み客の方から、あなたを見つけてもらうマーケティング手法です。

「インバウンドマーケティング」の利点とは?

インバウンドマーケティングの利点は、大きく分けると4つあります。

【利点1】ウェブサイトへのトラフィックが増える

ブログにソーシャルメディアと検索エンジンを組み合わせることにより、大きな効果が期待できます。

【利点2】トラフィックを見込み客(リード)に変換することができる

リードジェネレーション(見込み客獲得)のためのCall-To-Action(CTA)をブログの各記事に追加し、トラフィックを見込み客(リード)に変換することができます。

【利点3】信頼性を確立することができる

見込み客の悩みや願望を解決するコンテンツを作り続ければ、その業界の権威者という目で見られるようになります。

【理由4】長期的に効果をもたらす

長期にわたって人々の興味が持続するような内容の記事を書けば、過去の記事が自動でアクセスを集めてくれるようになります。

「インバウンドマーケティング」の欠点とは?

逆に、インバウンドマーケティングの欠点は、見込み客を120%満足させることのできるコンテンツを生み出し続けること。そして、それをソーシャルメディアで拡散させることの戦略と行動が求められること。

それから、成果を出すためには、ある程度(半年〜1年)の時間がかかることにあります。

まとめ

インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティング、どちらが優れているということはありません。

どちらにも利点があり、欠点があります。

したがって、事業や商品・サービスの立ち上げの時期は、短期的な施策として「アウトバウンドマーケティング」を行い、同時に中長期を見据えて「インバウンドマーケティング」を行っていくことが最も賢いやり方です。

「アウトバウンドマーケティング」で短期的に見込み客の真の課題を発見し、それを「インバウンドマーケティング」で解決するコンテンツに落とし込んでいくのです。

実際に実行すると、かなりキツイです。

ですが、これを確実に続けていくことにより、将来的には(とはいっても1年〜2年ぐらいの期間)、「アウトバウンドマーケティング」を一切行わず、「インバウンドマーケティング」だけで、自動で見込み客が増え続けるサイクルが出来上がります。

そして、最終的には「インバウンドマーケティング」すらも、それほど手を加えなくても、自動で見込み客が集まり続けるようになります。

この段階まで来てしまえばあなたは一切、集客と営業の悩みから解放され、本当に必要とされ、価値のあるビジネスを構想し、それを余裕を持って進めることができるようになるのです。

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