物語から学ぶセールスライターの心得4:キツネとブドウ

今回は「セールスライターに不可欠な心得」を物語を通して、紹介していこうと思います。

今回の物語は「キツネとブドウ」です。

目次

キツネとブドウ

飢えたキツネが、ブドウ棚からブドウの房が垂れ下がっているのを見つけた。さっそく取って食べようとしたが、手が届かなかった。キツネはそこを立ち去りながらこう言った。

「あれはまだ熟れていない」

人は自分を理屈で正当化させる

この物語は知っている人も多いと思います。

普通、この物語の教訓としてはこのように言われますよね?

このキツネは本当はブドウが欲しかった。でも、努力しても手が届かないことが分かったとき「実はそのブドウには価値がない」というように物の見方を変えて、自分を正当化しようとしたと。

では、セールスライターとしては、この物語から何を学べるのでしょうか?

僕はこの物語からはこんな人間の普遍的かつ根源的な感情が学べると思っています。

「人は最初、感情で行動して、後からその行動を理屈で正当化する」

セールスライターの仕事は、このキツネのような行動をする人のことをバカにすることではありません。

セールスライターの仕事は、このキツネのような気持ちは自分も含めた誰しもが持っていることを深く理解し、そんな自分を正当化したい気持ちを問題解決(商品・サービスの販売)に導くセールスコピーを書くことにあります。

セールスライターにとって「感情」は教科書

セールスライターにとっては自分の様々な感情、他人の様々な感情、そのすべてが教科書になります。

つまり、人間を深く深く理解することで、より反応率の高いセールスレターが書けるようになるのです。

よく見える感情も悪く見える感情も含めて、日頃から自分の感情、そして他人の感情に敏感になっていきましょう。

その日々の観察と体験の蓄積がセールスライターとしてのあなたのキャリアを磨く砥石(といし)となってくれるでしょう。

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