From：HIRO
セールスライターの仕事をしていると実に様々な商品・サービスに出会います。
そして、僕の見込み客やクライアントのほとんどは、自分の商品・サービス、又はアイディアがいかに素晴らしいのかを僕に一生懸命に説明してくれます。
僕はいつも、彼らの話をじっと我慢して聞いています。
こんなことを書いたら、気を悪くする人がいるかもしれませんが、彼らの誇らしげな話を聞いているうちに、内心うんざりしてくることがあります。
なぜなら、それらの話は売上を上げるために、本来話し合うべきことと直接関係ないことばかりだからです。話を聞いている中で、僕の頭の中は、
- なぜ、その商品・サービスが良いのか？
- なぜ、他の人ではなく、あなたから買わなければならないのか？
- なぜ、今すぐに買わなければならないのか？
- 他の似たような商品・サービスと一体、何がどのように違うのか？
- なぜ、その価格は妥当だと言えるのか？
- その商品・サービスが売れるという証拠はどこにあるのか？
- 見込み客はどんな媒体を使って集めるのか？
- その商品・サービスを他に使っている人はどんな人なのか？
という疑問で一杯になってしまいます。
売ることができるのは賢者だけ
どんな愚者も石鹸をつくることができる。しかし、それを売ることができるのは賢者だけだ。
この言葉の中には、重要な真実が隠されています。
そもそも良い商品・サービスって、何でしょうか？
僕が考える良い商品・サービスとは買ってもらえる商品・サービス、そして買い続けてもらえる商品・サービスのことです。
商品・サービスは本来、買ってもらえてはじめて、そのありがたみが理解されるのです。
石鹸は誰にでも作ることができます。しかし、それを売るには賢者が必要なのです。
もしかしたら、あなたは受け入れることができないかもしれませんが、紛れもないビジネスの真実をお話します。
ビジネスの真実とは？
それは、
「それを誰に、どのように売るのかを考える時期は、それを作る前であって、後であってはならない」
ということです。重要なことなので、もう一度言います。
「それを誰に、どのように売るのかを考える時期は、それを作る前であって、後であってはならない」
世の中には苦労して石鹸を作った後に、それを販売するための資金が残っていないと嘆く人がなんと多いことでしょうか！
「良い商品・サービスをつくりさえすれば、勝手に売れていくものだ」
まさか、あなたはそんなファンタジーを信じて、毎日ビジネスをしているわけではないですよね？
もし、僕が石鹸を売りたいと思ったら、あなたの石鹸を売るためにわざわざ身銭を切って、あなたをお金持ちにするようなことはしません。何人か石鹸を作ってくれる人を安い賃金で雇って、僕のために石鹸を作ってもらいます。
それから、僕の石鹸を買ってくれる人をいち早く探し出します。そして、買ってくれる人が見つかったら、その人についてできる限り多くのことを学びます。そうすることで、買ってくれる人と同じような人をたくさん探し出すことができるからです。
もし、あなたが少ない資金でゼロからビジネスを始めようと思うのなら、やるべきことは商品・サービスを素早く作り、必ずそれを買ってくれるのは誰なのかを先に知ることです。そして、その人と似たような人々がどこにいるのかを探し出すことです。
これができれば、ビジネスを立ち上げることができます。
ここまでの話を聞いても、もしかしたら、あなたはこう言うかもしれません。
「私の商品・サービスは最高だ。たくさんの人に求められている」
では、それなら、これまでに、あなたの商品・サービスと同じような製品を買い求めてきた人がどれほどいるのかを僕に説明してください。そして、あなたがそうした人たちを探し出す方法も示してください。
あなたの仕事はマーケティングを行うこと
具体的に売り上げと利益を上げて、稼ぎたいのなら、あなたの仕事はマーケティングを行うことです。
マーケティングを重要だと心から実感しない限り、あなたのビジネスを大きく成長させることは難しいですよ。
追伸
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